
【使用筆記具】
・パラレルペン 3.0ミリ
・普通の正方形のメモ帳の用紙

文字をどんなに綺麗に書けても、封筒の端によりすぎていたり、行間や余白が不揃いだったりすると、全体としての美しさが損なわれてしまいます。
宛名書きの真髄は、文字単体の練習にとどまらず、封筒というキャンバス全体を「1つのアート空間」として捉え、文字と余白の配置をデザインすることにあります。
洋封筒のレイアウトには、フォーマルな品格を漂わせる「中央揃え(センター揃え)」と、洗練されたモダンな印象を与える「左揃え(レフト揃え)」の
2つの基本パターンが存在します。
受取人の名前や住所の文字数、ペンサイズ(3.0mm)から計算されるXハイトをもとに、上下左右に適切な余白を確保することが黄金比を作る鍵となります。
一発勝負で書き始めるのではなく、あらかじめガイドラインシートを敷くか、鉛筆でセンターラインや文字高の下書き(アタリ)を優しく入れておくことが失敗を防ぐ鉄則です。
この準備プロセスによって、文字の傾きやピッチのズレを防ぎ、迷いのない伸びやかな筆致を
本番で表現できるようになります。
文字の造形美(ファウンデーショナル体)、
ペンの抑揚(3.0mm)、整った余白(レイアウト)
の3つが完璧に調和したとき、単なる宛名書きは「相手の心を惹きつける手書きアート」へと昇華します。
ポストを開けた瞬間に相手が感嘆する1通の封筒は、緻密に計算されたレイアウトという
「最後のピース」によって完成します。


Copyright. All Rights Reserved.